いいねタウン|エスケイ通信|IPモバイルα|解約したい!クーリングオフできないのか?

これを見てくれている方は、エスケイ通信が管理運営する「いいねタウン」「IPモバイルα」というものを契約してしまったが、

・果たして契約してよかったのかどうか?

・詐欺ではないのか?

・契約したけど不安になってきた。解約できないか?

と感じて検索してくれているものだと思います。

 

先に結果からお話すると

・クーリングオフは早い段階ならできるはずです!

・すでに支払いが始まってしまっている方は、解約は正直言って厳しい状況です。

でも、私の体験が何か少しでも解決への糸口になるかもしれないと思って、体験記を記録しておきます。

岡田法律事務所

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1本の営業電話から始まります

2016年3月に自宅サロンをやろうと開業届を出しました。

地元密着の無料ブログを書きつつ宣伝をしていたのですが、ブログひとつで、そうそう簡単に集客を得ることができず、事業展開に困っていました。

ブログで電話番号を知ったのか

もっとお客様を増やしませんか?

などという内容で営業の電話がじゃんじゃんかかってきます。

SEO、ホームページ制作、ホットペッパー、その他いろいろありました。

基本的には怪しい電話番号からの着信には出ないようにしていました。
出てしまってもお断りしていましたが、お断りする前に、一方的に話してきてしまうので聞いてしまうこともありました。

そして、ある日。

電話での営業トークがうまくて、つい営業と合う約束をしてしまったのです。

それが悪夢のはじまりでした。

岡田法律事務所

私が会った営業の方は「株式会社エステージ」という会社の方。
エスケイ通信の代理店なんでしょうね。

もちろん、最初は怪しんで警戒しながら話をききます。

しかし、いろいろな資料を見せてきます。なにか共通点を見つけて共感を誘ってきます。
現に私にも子供がいるのでその営業の人も子供の話をしてきたり、フェイスブックで共通の友達がいる。などと怪しくない人アピールをしてきます。

営業トークに怪訝な顔をしていると、

うまくいかないときはLINEでフォローします!

などと言ってきます。

営業は契約するまで帰らせてくれません。永遠と話し続けます。

しかし、こちらは早く帰りたいし、そんなに言うならやってみようかな?という気持ちになってしまったりして「とりあえず契約してあとでクーリングオフすればいいか」という気持ちになってしまうんです。

私の心の内を読んだのか、契約書記入時に

事業用の契約なのでクーリングオフはできません

と言われました。

契約書を書いている途中で言われるので、だんだん不安になってきてしまいます。

事業用契約は解約できない

これは後から知ったことなのですが、

屋号を書いて個人事業主として集客目的で契約したものは事業用契約です。一般消費者ではないので、クーリングオフは不可、解約できないとされています。

さらには契約書には「顧客管理システム」と書いてありました。

私は予約システムだと思っていたのです。なので「顧客管理?顧客いないのに?」と疑問に思うも、そのまま書き進めてしまいました。

私の場合は知り合いがこれを契約していたことを知っていて、そこまで怪しいものだと思わなかったのです。
なので気づくのが遅くなり、契約破棄できませんでしたが

早く気付いたあなたなら、まだキャンセルできる可能性があります!

早めに専門家へ相談を

自分で電話して

キャンセルしたいです

と言ってもだいたい、受け入れてくれません。

出来れば弁護士、司法書士、行政書士など法律の専門家に早めに相談しましょう。

実際にキャンセルできたという知人がいることと、お世話になった行政書士さんが言っていたことから、1週間以内くらいなら内容証明などを送りつけてキャンセルできることもあるようです。

専門家に頼むとどうしてもお金がかかってしまうのでためらってしまいますが、自分で効力のある内容証明を書くのはかなり大変です。

内容証明について調べている間にどんどん時間が過ぎて、キャンセルできなくなってしまいます。法律を熟知している専門家であれば効力のありそうな文面で作成してくれます。

文面の作り方、書式、郵送の仕方など結構面倒くさいです。自分で適当に書いてキャンセルできなかったらなんの意味もありません。専門家への依頼は2万円前後かかりますが今後の支払いの事を考えたら安いものだと思って思い切って依頼してください。

契約してしまってからの事

IPモバイルαを使ってみた感想が、「使えない…」と思ったのです。操作しずらいし、これで集客?と疑問に思い、やっぱり解約したい気持ちになりました。

直接エスケイ通信に解約したい旨を連絡したけど、「もっと使ってみてくださいよ」とはぐらかされ、解約の話には至りませんでした。

その後、

消費者センター、商工会、商工会議所、法テラス、行政書士、司法書士、弁護士…

いろいろ相談しましたが、結局契約を解約する手立てがみつからず、支払い続けるしかありませんでした。

私の周りにも、仕方なく払っていたが、だんだん支払いが困難になってきて困っている人がいました。

解約できず仕方なく払い続けた結果

私の場合ですが、1年くらい頑張って支払っていましたが、事業はうまくいかない。支払いだけが続く。生活費が足りなくなるので仕方なくクレジットカードで買い物したり、キャッシングしたりしてしまい、借金が膨らみ、ついに払うことができない状態に。何人かの弁護士さんに相談しましたが結局自己破産をすすめられ破産することになってしまいました。

どうしても支払いが困難になったら、任意整理、債務整理、自己破産なども視野に入れておいた方がいいかもしれませんね。

岡田法律事務所

まとめ

法人でも個人でも事業をしていれば、営業は嫌でもついてまわるもの。

いらないものはいらないと、断れる人になりましょう!

契約時はしっかりと考えて

それが、自分にとって必要なものかどうか。

集客が得られなかった場合は、支払いができるのかどうか。

契約時はしっかりと考えて契約しましょう!

集団訴訟

集団訴訟は2019年8月9日に和解されたとの情報がありました。

ご参考まで。

 

いまだに営業電話は絶えません。こんな会社からかかってきます。

インスタの営業。エクストリンク。シーポイント。ストリートビュー。ネクサス。ミストメディア。Eパーク。インフォービス。グーグルマップ。
これはかかってきた番号をネットで調べた結果の会社。
ご注意下さいね。

岡田法律事務所

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